ZEH(ゼッチ)の種類や補助金についてまとめてみた
家づくりを考えている人の中には、ZEH住宅という言葉を見聞きしたことがある人が多いのではないでしょうか。このタイプの住宅を購入するのであれば、補助金制度を利用できる可能性が高いのです。利用すると、お得に高品質な住宅を手に入れることができますが、詳しい内容まで知らないという人は少なくありません。満足度の高いマイホームをお得に購入するためにも、まずはZEH住宅の種類や補助金について知ることから、始めてみると良いでしょう。
現在、ZEH住宅は3種類のものに分かれています。それぞれの基準に該当する住宅を建てるのであれば、国による補助金制度の対象となります。ZEHは断熱と省エネによる省エネルギー率が20%以上、創エネを含む省エネ率が100%以上のものと決められているのです。ZEHOrientedの場合は、断熱と省エネによる省エネルギー率が20%以上という条件を満たしていれば、再生エネルギーの導入は必要ありません。ZEHプラスの場合は、断熱と省エネによる省エネルギー率が25%以上、創エネを含む省エネ率が100%以上でなければなりません。ZEHとZEHプラスには頭にNearlyがついたものがあり、そちらの場合は寒冷地や低日射地域、多雪地域を対象に達成しなければならない数値が低くなっています。また、Orientedは都市部狭小地の2階建て以上を対象にしているので、こういった制限に注意しておく必要もあるでしょう。
3つの種類を参考にすると、再生可能エネルギー設備や創エネ設備、断熱性能を高めるような工夫がされており、基準一次エネルギー消費量が目標値を達成しているような住宅が認められると分かります。他にも強化外皮基準を満たしている必要があるなど、細かいルールが決まっているので、建物を建築する前に条件を満たすかどうか、丁寧に確認する作業が必要となります。
補助金については、国から受け取ることができるものがありますが、地方自治体などが主体の補助金制度を利用できるケースもあることを知っておくとよいでしょう。全ての地域で用意されているわけではありませんが、国の制度よりも条件が甘いことも多いので、こうした補助金制度があることを知っておくと便利です。地球環境に優しいマイホームを建てるのであれば、基準値をクリアするような住宅を建て、補助金制度を活用することがおすすめです。ZEH住宅の種類や特徴、補助金の基準などについて理解を深め、後悔のない家づくりができるようにしておきましょう。